2016.03.07

総合リハビリテーション みどり病院 新潟県内初のNOBORI稼働

総合リハビリテーションセンター みどり病院
http://www.midori-gr.jp/

医療法人新成医会の中核をなす病院で平成14年に開院。①回復期リハビリテーション、②認知症診療、③神経難病診療 の3つの柱で運営しており、どれも現時点では完全に治癒することは難しい疾患ですが、いかに「その人らしく生きるか」という点を中心に患者さんのサポートをしています。

診療支援科<br />放射線技師の皆様<br />(右:橋本副科長)
診療支援科
放射線技師の皆様
(右:橋本副科長)

■PACS導入を検討された経緯を教えてください。

これまではフィルム運用で、自院で構築したフリーのPACSで画像データを蓄積していました。利用開始から8年経過し、ソフトウエアのupdateもなく、ネットワークやハード的にも不安定になり限界を感じていました。医師はフィルム運用であることを忘れているかのように、PDI作成を依頼してくるようになり、相手先で読み込み不良が起こっても対応しきれない状況でした。

電子カルテの導入を機にネットワークも敷設しなおすことになり、何よりもフィルムレスへの移行を目的とし、PACSの選定を始めました。

■NOBORIを採用された理由について教えてください

PACSの選定にあたっては、複数社に仕様書を提出し、提案・見積を入手しました。重視した点はシンプルであること、5年先のリプレイス、10年先の運用についても考慮にいれました。もちろん、初期導入費用と保守等の運用費用も含めてです。NOBORIのコストと実績は管理部門を説得する材料として非常に有効でした。

情報に詳しい担当者がいなくても運用できること(トラブルがあるたびに、担当者が病院に駆けつけるということをなくしたかった)、リプレイス時の買換えを考えなくていいこと、拡張性と将来性があるという理由でクラウド型PACSに力をいれているNOBORI が有力候補でした。

外部保存を行うにあたっては、厚生労働省の医療情報システムの安全管理に関するガイドラインをはじめ、経済産業省、総務省のガイドラインを確認し、外部保存の要求事項を満たすか確認を行いました。サービス利用規約にない事項には問い合わせを行いました。当初、外部保存は管理の楽な方法と考えていましたが、実は医療機関の責任が大きいことも感じました。

最終的に選定のポイントとなったのは、導入実績とコストです。全国380施設のユーザー実績は何よりの説得材料でした。他方で、新潟県内初のNOBORIユーザーとなることも魅力的で、ファーストサイトとして、色々と面倒みてくれると期待しています(笑)。もうひとつ付け加えるならば、カラフルなNOBORI-CUBEです。当院の放射線室は職場環境の改善で椅子や小物にビタミンカラーを多用していてイメージにもピッタリでした。しかし残念ながら、NOBORI-CUBEはサーバ室にあり、めったに見る機会がありません(笑)。

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■導入から運用開始までに苦労された事は何でしょうか?

2015年12月からNOBORIの運用を開始しましたが、電子カルテの初稼働とCT装置の更新とが同じタイミングであったため、切り替え時は院内調整も含め苦労することがありました。特にPACSに関しては、当初既存PACSからのデータ移行がスムーズにはいかないなどの課題がありましたが、データ移行に際してモダリティ毎にバラバラだったDICOMの患者属性情報を電子カルテから参照して書き換える機能により、過去検査の整合性チエックができた事は良かったです。最終的には旧PACSの過去画像はすべて参照できるようになりました。

こだわりのポイントとしては、院外からの取込データを院内データと混在させないことでした。当院は回復期リハビリを行う病院なので、急性期病院からくる画像は容量も大きく扱いに困っていました。保存の義務のない画像は短期サーバとして270日参照可能とし、必要に応じて医師の依頼により長期サーバに移行させることとしました。専用にNOBORI-CUBEを1台追加し、院外データは全てそちらで管理することにしました。現在まで円滑に運用することができています。

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■実際にNOBORIを運用した感想をお聞かせください。

稼働してから日が浅い事もありますが、大きな問題もなく快適に利用できています。今後、何か問題や障害が発生した場合でも自動監視ツールがあるため、即座にサポートセンターで対応できる体制になっていることも心強いです。サポート体制は電話とメールがありますが、急がなくてもよい問い合わせにも即時対応していただき、技術的な説明も十分に受けられ、リモート操作によって設定の変更ができるのはありがたいことです。

当院は放射線科医が不在で臨床医が読影を行うため、日々業務で使用するViewerは複雑な使い方はしていませんが、汎用性が高く、目的の表示までのアプローチが少なく済むため、パソコンに不慣れな医師にも好評です。操作方法がわからない場合は、即座に技師がかけつけるという体制をとることにより、信頼関係も深まったように感じます。

臨床医には簡単な所見をReportシステムに入力してもらうこととし、見落としがないかの確認をしています。また人間ドック・健診での、チェック式の所見フォーマット(内視鏡対応、二次読影対応)のレポートも作り、マウス操作による選択だけで簡潔でスピーディーにレポート記載できるようになったことも助かっています。またモバイル端末はポータブル撮影時に過去画像を表示させ、撮影時の参考にしています。

運用してみると、ビューアを使いたい場所が増えるものです。NOBORIは、ビューア、検像、レポートがフリーライセンスですので端末の増加にも対応できました。

■最後に、今後NOBORIに期待することを教えてください。

外部読影を遠隔地の放射線科医に依頼しています。現在はCD・DVDで郵送していますが、運搬コストや時間・手間・紛失リスク等を考慮すると全てオンラインにできないかと以前から考えていました。院外からも画像参照できる仕組みや、無料データストレージサービスなども今後展開すると聞いていますので、期待したいと思います。

こんな機能があればいいのにというユーザーの声が新しいサービスへ繋がることを期待しています。

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